外壁の汚れを防ぐために:パート②
コケやカビの汚れには「オスバンS」(塩化ベンザルコニウム)が効く!|外壁のメンテナンス(2022年2月追記)

外壁のコケ汚れには何が効く?

まったく汚れない壁というのがあれば理想ですが、立地条件や建物の形状などにより様々な要因の汚れがついてしまうことがあります。

JCOLORSには防藻剤が入っていますし、WhiteWallは強アルカリのため、コケやカビには強い塗り壁となっています。しかし、湿気が多い北面の壁などはどうしても汚れがついてしまうことがあります。

今回は特に「コケ」に効果の高い洗浄剤をご紹介します。

コケ汚れを落とすには「オスバンS」がおすすめ|外壁のメンテナンス

塗り壁の専門メーカーであるオメガジャパンがおすすめする洗浄剤のひとつが、こちらの「オスバンS」。

医療用の殺菌消毒にも使用される「塩化ベンザルコニウム」を主成分としており、市販品なので、どなたでも気軽に入手が可能です。

600㎖入りのボトルで800円前後(2022年2月現在:オメガジャパン調べ)、基本は5倍程度の薄めて使用する液ですので、工務店さんでアフターメンテナンス用として用意しておく場合や、各ご家庭でも大きな負担にはならないですね。

「オスバンS」を使った洗浄方法:3ステップ

①オスバンSを5倍に薄める

②ローラーで塗布する

③そのまま放置

塗布後、およそ3日~10日くらいで徐々に効果が現れます。

外壁にコケがついてしまった壁で試してみました

実際の洗浄効果を見てみましょう。

「コケ汚れ」というのは実は「落としやすい汚れ」の一つです。

薬局などで手に入る「オスバンS」(塩化ベンザルコニウム)の液を5倍に薄めてローラーや噴霧器で塗布し、数日おくと…

 

ほら、この通り!

 

コケ防止効果もあるので早めの対策を

汚れが気になるけどどうしたらよいかわからない、、、とそのままにしてしまうと余計に広がってしまうこともあります。

立地条件的に、風が通りにくくで湿気がこもってしまう場所、雨が多い地域、植物に囲まれた場所、庭木が多い家などの場合は年間通してコケとの戦い・・・という場合もありますね。

オスバンSにはコケ防止効果もあるのでいったん塗っておくと汚れがつきにくくなるという効果もあります。

ぜひ一度お試しください。

 

施工時の注意事項|外壁のメンテナンス

施工時の注意事項は次の3つ

①塗布した直後に水で流さないこと

②施工後12時間は雨にあたらないこと

③庭木などの植物にかかってしまったらすぐに水で洗い流すこと

 

晴天の日を見計らって塗布、その後は2~3日じっくり待ちましょう。

※植物にかかると傷めて枯れてしまう可能性があるので、スプレーなどで塗布する場合は植物にブルーシートなどをかぶせて養生しておくなど、注意が必要です

気長に放置でOKなオスバンS|塗り壁のメンテナンス

今回ご紹介した「オスバンS」を使用しての洗浄は、塗布した後に放置しておくだけでOKなので、時間がかかってもよいから手間が少ない方がいい、時間を有効に使い方におすすめです。

(洗い流しは面倒・・・というちょっとずぼらな方にも)

塗りっぱなしで水洗いの必要はありません。

 

上の写真と同じ場所の3日後の様子です。

後日、雨などで表面に残った細胞の死滅成分が流れ落ちるとさらにきれいになります。

洗い流しの必要はないですが、洗浄剤の塗りムラや汚れの付き具合の違いにより部分的に汚れが残ってしまうこともあります。

その場合は様子をみて再度塗布してください。

※作業前の準備も大事です

作業にあたっての注意点

・保護メガネ、ゴム手袋を必ず着用する
・衣服に付着した場合、服が傷んだり変色してしまう場合があるのでカッパや作業着を着用してください
・肌に付着した場合は速やかに洗い流す
・洗浄作業の際、車などはあらかじめ移動させ、洗浄壁付近を必ず養生をしてから作業をする

 

塗り壁メーカーが教える外壁メンテナンス方法

コケの付着以外でも、思いがけないできごとが起こることもあります。

こちらの記事で、いろんなパターンのメンテナンス方法をご紹介しています。

よろしければ参考になさってください。

[最新]塗り壁メーカーがオススメする外壁汚れの落とし方と予防方法|塗り壁のメンテナンス

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