ホワイトウォールの驚くべき遮熱性能とは
猛暑から家族の命を守る家
まだ5月ですが、すでに暑い日が続いています。
今年も昨年のような猛暑がやってくるかと思うと気が滅入ります。
「命の危険がある暑さ」と発表された昨年は、熱中症による救急搬送者数が8万5千人、死亡者も100名を超え、実際に大災害級の暑さでした。
ご存知かと思いますが、屋内で熱中症になる割合は50%、つまり熱中症の半分は屋内で起こっています。家の中にいても命を落としてしまう、そんな辛いことが起きないように、命を守ってくれる家に住みたいですよね。
家が防護服をまとう
消防士や宇宙飛行士は熱線から身を守るための防護服を着て作業にあたります。このような機能が家にもあったらいいと思いませんか?
それには外壁が重要です。外壁が太陽の熱線を反射すれば、家の躯体も、中の空気も温度上昇が抑えられます。
その反対に、外壁が熱線を吸収して熱くなると、伝熱により家の壁全体が熱くなります。そして、その輻射熱が中にいる人を芯から熱してしまい、熱中症リスクが高まります。
ホワイトウォールとサイディングの比較実験
実は、暑さの原因は建物の南面だけではありません。
夏は東面や西面にも直射日光が長時間あたるため、思った以上に遮熱性能は重要です。
今回は「建物の東面」に注目して外壁温度の比較実験をしました。
こちらは、事務所の向かい側にあるシェアショップの東面の壁。弊社の「ホワイトウォール」の塗り壁です。
そして比較するのは、同じく真東を向いている事務所の裏側の壁。
日本では一般的な、窯業系サイディングが貼られています。
朝8時、実験開始!
午前8時、すでに気温は27℃を超えており、東の壁には直射日光が当たっています。
ホワイトウォールの表面温度 25.9℃
サイディングの表面温度 38.4℃
午前9時、気温は29℃を超え、外壁温度の差は20℃近くに広がっています。
ホワイトウォールの表面温度 29.1℃
サイディングの表面温度 47.9℃
午前10時、すでに気温は30℃越え。ホワイトウォールの表面温度は体温より低いため触るとひんやりしています。一方で、サイディングは50℃を超えかなりの熱さです。
ホワイトウォールの表面温度 33.3℃
サイディングの表面温度 51.4℃
午前11時、太陽も南に向かい、東面のピークは過ぎました。サイディングは南面もかなり熱くなっている頃ですが、東面も相変わらずの熱さです。
ホワイトウォールの表面温度 30.8℃
サイディングの表面温度 47.6℃
冬場も「かまくら効果」で建物内を防御
このように、ホワイトウォールは1日を通して遮熱性能を発揮して、建物内を守ります。
それは夏場だけではありません。冬でも漆喰やオメガボードを使うことによって「かまくら効果」を発揮するため、建物内を暖かく保つことができるのです。
異常気象が心配される昨今。家族の命を守るためにも、外壁の遮熱性能に目を向けてみてはいかがでしょうか?