湿式外断熱工法Q&A
湿式外断熱工法とは?
サイディングなど、工場で生産されたパネルを現場で取り付ける工法を「乾式工法(かんしきこうほう)」と呼ぶのに対し、現場で水分を混ぜて作ったモルタルや漆喰などの左官材を外壁に使う工法を「湿式工法(しっしきこうほう)」と呼びます。
そして、左官材の下地にEPSボードを使用する工法が「湿式外断熱工法(しっしきそとだんねつこうほう)」です。
オメガジャパンのオメガシステムは、木造住宅専用に開発した湿式外断熱工法の外壁システムです。
どんな手順で施工するの?
1、木造躯体に耐力壁のダイライトを張る
2、ダイライトの上に防水シートを張る
3、EPSボードを貼る(通気層のついたオメガ通気ボード または 排湿層のついたオメガ断熱ボード)
オメガボードの貼り方はこちら
4、樹脂モルタルのベースコートを塗る
5、グラスファイバーメッシュをふせこむ
7、左官仕上げ材を塗る(漆喰またはアクリル樹脂仕上げ材)
※3~7までの工程にかかる日数は10日~18日
湿式外断熱工法のメリットは?
1、左官仕上げによる継ぎ目のない外壁がつくれます。
2、継ぎ目がないため、防水性・耐久性が高く安心です。
3、軽量なEPSボードを下地に使うため耐震性に優れています。
EPSボードって何?
難燃性の発泡スチロールです。
オメガシステムでは
①通気層がついた通気ボード(長期優良住宅対応)
②排湿層がついた断熱ボード(ZEH、認定邸炭素住宅対応)
2種類から選ぶことができます。
それぞれ、塗り壁の下地+αの性能を持っているのが特徴です。
①オメガ通気ボードの場合、そのまま貼るだけで18㎜の通気層がとれる形状になっています。そのため、サイディングの通気工法では必須の胴縁を施工する必要がありません。
そのため、大きく工期短縮することが可能です。
②オメガ断熱ボードは、断熱材としてのの性能を持っていますので、充填断熱と合わせて付加断熱として断熱性能の数値をプラスできます。
※排湿層があるので、余分な湿気は逃すことができる形状
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
湿式外断熱工法のデメリットは?
雨が降っていると工事ができないため、雨の多い時期には天候に左右されることがあります。
ただこれは、性能に関わることではありませんので、デメリットというよりは懸念点のひとつと考えた方がよいかもしれません。
左官仕上げは割れないの?
発泡スチロール素材の柔軟性が建物の揺れを吸収するため、塗り壁への影響が少ないです。
特に、漆喰=ひび割れと心配に思われる方が多いですが、外壁専用に開発したホワイトウォールは、グラスファイバーを配合することでデメリットを解消しています。
詳しくはこちら
湿式外断熱工法を採用する利点は?
多彩な色、多様なテクスチャーで自由な表現ができるといったデザイン性が高いという特長もあります。
また長い目で見た時に、メンテナンス費用を抑えることができるというのもこの塗り壁工法の大きな利点です。
差別化に最適な外壁
性能、デザイン性に優れた湿式外断熱工法は、他社との差別化を検討中の工務店さんにぜひ選んでいただきたい工法です。
オメガジャパンは、塗り壁工法の住宅を日本全国に広めていきたいと考え、採用中のお客様、採用検討中のお客様のサポートにも努めております。
不安な点、不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。