断熱等級6対応の塗り壁工法はこれ!
塗り壁工法で高断熱仕様を選ぶなら
近年、断熱基準が見直されたことから高断熱仕様のお問い合わせが増えています。
オメガシステムで、長期優良+高断熱を実現するなら「オメガ通気ボード+XPS+グラスウール (面材はダイライト)」の防火認定構造があります。
この壁構造なら一般地(省エネ地域区分5~7地域)で断熱等級6をクリアできる仕様となっています。
オメガ通気ボード + XPS + GW
オメガ通気ボードは18mmの通気層を含み、胴縁不要で簡単に施工ができます。このボードは塗り壁の下地も兼ねています。
EPS素材でできているため通気ボードにも断熱効果はあるのですが(別記事参照)、通気外となるためU値には反映できません。
そのため、熱抵抗値に関わってくるのが外張りの「XPS」と、柱間充填の「GW(グラスウール)」の性能です。
XPSなら何でも良いわけではありません。防火認定には詳しい仕様が「別添」に明記されています。
規格:JIS A 9511
厚さ:33±3.3 mm
密度:25±3 kg/㎥
酸素指数:27±2
上記に該当するものが使用可能です。
そこで「カネライトフォームFX(厚さ35mm)」を外張りし、柱間には「高性能グラスウール16K(熱伝導率0.038)」を105mm厚で充填した場合を計算してみます。
すると、上の表のとおり熱抵抗値=4.354、U値=0.230となります。
屋根やサッシ等、他の外皮の採用状況にもよりますが、上記の数値であれば一般地(5~7地域)での断熱等級6(UA値0.46)をクリアすることが充分可能です。
今後は寒冷地への対応が課題
2025年には断熱等級4が義務化され、その5年後の2030年には断熱等級5が義務化されると予想されています。
今後は、一般地(5~7地域)の対応のみならず寒冷地(1~4地域)への対応も視野に認定取得を進めていきたいと考えています。