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各種データ | 年間温度 | 夏の温度 | 冷暖房の電気代 | オール電化 | 24時間冷暖房の電気代 | 光熱費の伸び率 |
「太陽と風と元気の出る家」の標準断熱仕様で建てられたお宅で実際に生活しながら計測したデータを分析しています。 |
【年間温度】・・・月間最大値と最小値 |
測 点: 外気・・・南向き玄関の横、室内1階・・・LDK、室内2階・・・ホール (いずれも直射日光はあたらない) 測定方法: 最大値最小値メモリー機能付き温度計 |
測定月 | 冷暖房の使用 | 測定 | 最高値 | 最小値 | 格差 (月間温度差) |
1999年5月 | なし | 外気温度 | 31 | 8 | 23 |
室内温度1F | 25 | 17 | 8 | ||
室内温度2F | 25 | 16 | 9 | ||
6月 | なし | 外気温度 | 31 | 17 | 14 |
室内温度1F | 29 | 21 | 8 | ||
室内温度2F | 28 | 22 | 6 | ||
7月 | 時々 | 外気温度 | 35 | 18 | 17 |
室内温度1F | 30 | 21 | 9 | ||
室内温度2F | 31 | 22 | 9 | ||
8月 | 頻繁 | 外気温度 | 36 | 23 | 13 |
室内温度1F | 31 | 25 | 6 | ||
室内温度2F | 31 | 26 | 5 | ||
9月 | 時々 | 外気温度 | 36 | 20 | 16 |
室内温度1F | 31 | 23 | 8 | ||
室内温度2F | 31 | 24 | 7 | ||
10月 | なし | 外気温度 | 32 | 12 | 20 |
室内温度1F | 28 | 19 | 9 | ||
室内温度2F | 30 | 19 | 11 | ||
11月 | なし | 外気温度 | 28 | 6 | 22 |
室内温度1F | 24 | 14 | 10 | ||
室内温度2F | 24 | 14 | 10 | ||
12月 | 頻繁 | 外気温度 | 24 | −1 | 25 |
室内温度1F | 22 | 13 | 9 | ||
室内温度2F | 21 | 13 | 8 | ||
2000年1月 | 頻繁 | 外気温度 | 19 | −2 | 21 |
室内温度1F | 23 | 11 | 12 | ||
室内温度2F | 22 | 11 | 11 | ||
2000年2月 | 頻繁 | 外気温度 | 15 | −2 | 17 |
室内温度1F | 22 | 11 | 11 | ||
室内温度2F | 21 | 11 | 10 | ||
2000年3月 | 時々 | 外気温度 | 22 | −1 | 23 |
室内温度1F | 21 | 13 | 8 | ||
室内温度2F | 20 | 13 | 7 | ||
2000年4月 | なし | 外気温度 | 34 | 4 | 30 |
室内温度1F | 23 | 16 | 7 | ||
室内温度2F | 24 | 16 | 8 |
この表中にあるデータは、最大値と最小値を記憶できる温度計により記録された数値なので、いわば、最大瞬間風速のようなものです。ですから、この住宅では1年を通して31度以上になったことがないということです。8月にキャンプのため窓を締め切って2日間家を留守にしたときも31度でした。 1月に最高室温が23度になったのは、正月に集まった親戚の熱気が原因です。通常は17〜18度くらいで生活しています。(底冷えしないのでこのくらいの温度で充分) 冷暖房機器は、この住宅(吹抜け込み44坪)には、エアコン2台(1階2.8k、2階2.5k)と床暖房(敷設面積10帖程度)しかありませんので、それ以外の機器は一切使用しておりません。 データの信用性について一言。外気温度の最高値のみ実際より高くなってしまっていると思います。理由は測点が家の南壁なので地面から反射した熱でどうしても温度が上がりやすいということです。北面におけば良かったのですが、毎日チェックしやすいよう玄関付近に置いてしまいました。特に日差しが長くなる冬に上がりやすいので、その点のみご注意ください。 |
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【夏の温度】・・・平成11年7月7日から9日までの三日間の温度変化 |
測定日 | 測定時間 | 外気温度 | 1階室温 | 2階室温 |
7月7日 | 6:00 | 22 | 22 | 22 |
9:00 | 28 | 23 | 23 | |
12:00 | 28 | 24 | 24 | |
15:00 | 28 | 25 | 25 | |
18:00 | 25 | 25 | 25 | |
21:00 | 22 | 24 | 25 | |
7月8日 | 6:00 | 22 | 22 | 23 |
9:00 | 25 | 24 | 23 | |
12:00 | 28 | 24 | 24 | |
15:00 | 29 | 25 | 25 | |
18:00 | 23 | 25 | 25 | |
21:00 | 22 | 25 | 24 | |
7月9日 | 6:00 | 19 | 21 | 22 |
9:00 | 28 | 23 | 23 | |
12:00 | 31 | 24 | 25 | |
15:00 | 31 | 25 | 26 | |
18:00 | 27 | 26 | 27 | |
21:00 | 24 | 25 | 25 | |
最高温と最低温度の格差度 | △12℃ | △5℃ | △5℃ |
7月9日、外気温が31度あるときに24度の部屋にいるとびっくりするくらい涼しいです。エアコンを使っているわけではないので本当に気持ちいいです。自宅に帰るとホッとします。 |
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【冷暖房の電気代】 |
月 | 1日当たり電気料金 | 1ヶ月(30日で計算)当たり電気料金 | 基準月との差 |
基準月(10月11月) | ¥432 | ¥12,959 | 0 |
8月(エアコン使用) | ¥564 | ¥16,919 | ¥−3,960 |
1月(エアコン、床暖房使用) | ¥658 | ¥19,741 | ¥−6,782 |
電気以外の冷暖房(石油ストーブ、ファンヒーター等)は全く使用していません。床暖房は朝1時間夜2時間ぐらいの使用でしたが、電気代の増加が一般の家庭の灯油代並でした。 |
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疑問・・・オール電化住宅は得なのか? |
結論・・・エコキュートとEライフプランで、ガスに比べて年間11万円(月9千円)削減されました。 |
期 | エネルギー環境 | 測定時期 | 電気代 (年) |
ガス代 (年) |
光熱費計(年) | 光熱費(月平均) |
1 | 冷暖房・調理器:電気 給湯器:都市ガス |
2000年8月〜2001年7月 | \195,134 | \102,113 | \297,247 | \24,771 |
2 | 冷暖房・調理器:電気 給湯器:都市ガス |
2001年8月〜2002年7月 | \209,258 | \120,797 | \330,055 | \27,505 |
3 | オール電化(Eライフプラン) 給湯器:エコキュート |
2002年8月〜2003年7月 | \216,562 | 0 | \216,562 |
\18,047 |
4 | オール電化(Eライフプラン) 給湯器:エコキュート |
2003年8月〜2004年7月 | \222,124 | 0 | \222,124 | \18,510 |
光熱費の伸び率を加算すると・・・ 光熱費の伸び率を5%で計算すると、もしオール電化にしなかった場合の第3期光熱費計は¥346,557、第4期光熱費計は¥363,885と推測されます。 この推測値をオール電化後の実測データと比較すると、第3期で年間¥129,995の削減、第4期で¥141,761の削減がなされたことになります。 毎月1万円以上の節約になるとは驚きです。 |
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疑問・・・高断熱住宅では、エアコンを24時間点けっ放しのほうが得なのか? |
結論・・・月の電気代は、夏は約3千円安くなりました。(冬は逆に約3千円高くなりました) |
期 | エネルギー環境 | 測定時期 | 平均電気代(月) |
1 | エアコン2台(居間・寝室)を点けたり、消したり | 2004年7月〜8月 | \22,088 |
2 | エアコン1台(小屋裏設置)を24時間常時稼動 | 2005年7月〜8月 | \19,122 |
削減額 | △¥2,966 |
期 | エネルギー環境 | 測定時期 | 平均電気代(月) |
1 | エアコン1台(居間)を点けたり、消したり +床暖房頻繁 | 2004年12月〜2005年2月 | \25,158 |
2 | エアコン1台(居間)を24時間常時稼動 +床暖房少々 | 2005年12月〜2005年2月 | \28,014 |
増加額 | +\2,856 |
エアコンを24時間点けっ放しにすると・・・ 夏は3千円安く、冬は3千円高くなります。夏冬合計すればトントンですが、快適な分はお得なのではないでしょうか? 夏は、小屋裏に設置された2.8K(10〜12帖用)のエアコン1台を常時稼動させるだけで、家中どこでも室温は28℃〜30℃でした。数字だけ見ると高く思われるかも知れませんが、家そのものや家具などが冷熱の蓄熱をしているため、体の熱が適度に奪われ、非常に快適に過ごせます。 冬は、居間の2.8K(10〜12帖用)のエアコン1台を常時稼動させ、床暖房を時々使用しました。 室温は常に19℃〜21℃でした。吹抜けがあるにもかかわらず、1階と2階の温度差が1℃以内に収まったことは驚きでした。 ただし、エアコン使用により室内の空気が乾燥しすぎてしまうため、加湿器を使ったり、洗濯物を家の中で干したりして、湿度をコントロールする必要がありました。 |
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疑問・・・子育て家庭の光熱費は、毎年5%増加していくのか? |
結論・・・家族によって差はありますが、毎年2〜10%の増加が認められました。 |
斎藤邸(電気+都市ガス) 5人家族 | 年間光熱費 | 対前年伸び率 |
2000年8月〜2001年7月 | \297,247 | - |
2001年8月〜2002年7月 | \330,055 |
111.0% |
斎藤邸(オール電化変更後) 5人家族 | 年間光熱費 | 対前年伸び率 |
2003年8月〜2004年7月 | \222,124 | - |
2004年8月〜2005年7月 | \236,896 |
106.7% |
2005年8月〜2006年7月 | \251324 |
106.1% |
栗田邸(電気+プロパンガス) 4人家族 | 年間光熱費 | 対前年伸び率 |
2001年1月〜2001年12月 | \206,090 | - |
2002年1月〜2002年12月 | \212,106 |
102.9% |
栗田邸(オール電化変更後) 4人家族 | 年間光熱費 | 対前年伸び率 |
2003年3月〜2004年2月 | \135,464 | - |
2004年3月〜2005年2月 | \138,501 |
102.2% |
2005年3月〜2006年2月 | \146,034 |
105.4% |
将来の光熱費を計算するためには・・・ 子育て家庭の場合は、普通に生活していても毎年5%程度の光熱費の伸びを計算する必要があります。 また、家を新築した場合は、床面積や部屋数が増えたり、契約電力量が上がったりするので、それだけでも光熱費が増加してしまいます。 |
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